新卒で中小不動産会社に入社するのってアリ?ナシ?現役3年目社員が語るリアルなメリット・デメリットと仕事のやりがい

新卒の就職活動において、業界選びと同じくらい頭を悩ませるのが「大手企業」と「中小企業」のどちらを選ぶべきかという問題です。

特に不動産業界は、テレビCMで見かける誰もが知る大企業から、地域密着で街を支える小規模な店舗まで、企業のグラデーションが非常に豊かな業界です。就活生のなかには、「新卒カードを使って中小不動産会社に入るのはリスクがあるのでは?」「やっぱり最初は名前の知られた大手にいくべき?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、埼玉県越谷市を拠点に地域密着型の営業を展開する「センチュリー21 マルヨシ」の賃貸営業部・池野勇人氏(入社3年目)へのインタビュー動画『新卒で中小不動産会社に入社するのってアリ?なし? メリットとデメリットを検証 vol.134』をベースに、新卒で中小不動産会社を選ぶことのリアルな実態を徹底検証します。

全国ブランドの看板を持ちながらも、本質は独立した中小企業である同社だからこそ見えてくる、大手にはない魅力とキャリア形成のメリットを紐解きます。


就職活動(マイナビ・リクナビなど)を進めるなかで、多くの学生が「センチュリー21」という名前に目を留めます。全国に約1,000店舗を展開する世界的・全国的な巨大ブランドであるため、一見すると「メガ企業(大企業)」の求人に見えるかもしれません。

しかし、ここに不動産業界ならではの仕組みがあります。

実は、センチュリー21の看板を掲げて全国で運営している店舗の多くは、共通のロゴや独自の教育システム、IT効率化システムを共有している「独立した中小企業(フランチャイズ加盟店)」なのです。

今回お話を伺った池野氏が所属する「マルヨシ」も、まさにその一つです。池野氏自身、当初は大手企業だと思って説明会に足を運んだところ、実態は地域に根ざした中小企業であることを知り、そこから「あえてこの環境に飛び込もう」と決意したと語っています。

では、なぜ彼は大手ではなく、これから大きくなろうとしている中小不動産会社をファーストキャリアに選んだのでしょうか。


池野氏が実際に3年間働くなかで強く実感している、中小不動産会社ならではのメリットは大きく分けて2つあります。

メリット①:経営者や社員との圧倒的な「距離の近さ」

中小企業における最大の魅力は、会社の舵取りをしている経営者(社長)や上司との距離が極めて近いことです。

池野氏が入社を決めた大きなきっかけは、会社説明会で社長自身が熱く語った「今の会社を100億円企業、1000億円企業にしていく」という壮大な夢のプレゼンでした。大企業であれば、社長の声を直接聞く機会は入社後ほとんどありません。しかしマルヨシでは、日々の業務はもちろん、実際に入社してからも一緒にご飯を食べに行ったり、お酒の席を共にしたりしながら、フランクに会社のビジョンや経営者のマインドを直接吸収することができます。

トップがどこを目指しているのかを常に肌で感じられるため、自分が日々の業務で「どこに進むべきか」「どう判断すべきか」迷ったときの選択・行動が非常に分かりやすくなるというビジネス上の強みがあります。自分の意見や提案を上司に直接伝えやすい風通しの良さも、中小ならではの特権です。

メリット②:ライフプランが立てやすい「転勤なし」の環境

多くの大手不動産会社では、全国の支店への配属や定期的な異動(転勤)がつきものです。これに対し、多くの中小不動産会社は「地域密着型」のため、基本的に転勤がありません。

マルヨシの場合も、埼玉県越谷市周辺の決まったエリアを中心としたビジネスを展開しています。池野氏自身は東京の練馬出身ですが、入社後は転勤の不安に怯えることなく、先輩と一緒に管理物件を車で回りながら、「ここに新しいスーパーができるんだ」「このエリアはファミリー層に人気だな」といった街の情報をじっくりと身体に叩き込んでいったそうです。

地元に深く根を張り、街の成長と共に自分自身もプロとして成熟していける環境は、将来的なライフプラン(結婚やマイホーム購入など)を若いうちから安定して描きやすいという大きなメリットに繋がります。


一方で、一般論として中小企業にはデメリットも存在します。就活生が最も懸念するのは、大手企業に比べたときの「知名度の低さ」や「集客力の弱さ」ではないでしょうか。

どれだけ優れた営業スキルを身につけようとしても、そもそも店舗にお客様が来てくださらなければ(反響がなければ)売上を立てることはできません。

しかし、マルヨシをはじめとする「フランチャイズ加盟店」の場合、この中小企業の弱点を完全にカバーできるという特殊なハイブリッド構造を持っています。運営実態は地域密着の中小企業でありながら、店頭やネット上には誰もが知る「センチュリー21」の黄色い看板と知名度があるため、集客力やお客様からの初期の信頼度の面で苦戦することがありません。

池野氏も「知名度の面で大手企業に負けているというデメリットは、私たちの会社においてはほとんど感じたことがありません」と語っています。


新卒で中小企業を選ぶ本当の価値は、若いうちから得られる「経験の幅の広さ」と「圧倒的な成長スピード」にあります。

① 営業の枠を超えたクリエイティブな仕事に挑戦できる

大手不動産会社の場合、組織が大きいため「営業窓口」「契約専門担当」「リフォーム担当」「管理担当」といった具合に、完全に業務が縦割り(分業制)になっているケースが多々あります。特定の狭いスキルを深掘りできる利点はありますが、全体像が見えにくいという側面もあります。

一方で、中小不動産会社は一人ひとりの裁量が大きく、営業以外の様々な領域にワンストップで関わることができます。
例えば池野氏は、自社で管理しているお部屋のリフォームやリノベーションの企画段階から関わっていると言います。

「リフォームの際に、『ここの壁紙は何色にしよう?』『床の素材や色はどれが今のお客様に響くかな?』といった内容を、チームのメンバーと一緒に話し合って決めていく仕事は、非常にクリエイティブで面白いです」

自分が提案した内装の部屋をお客様が気に入り、喜んで契約してくださるという一連の流れをプロデュースできる楽しさは、中小企業だからこそ味わえる最高のやりがいです。

② 入社2年目で「後輩の育成・マネジメント」を任される

驚くべきことに、マルヨシでは入社2年目の段階から、1年目の新卒後輩を自分のアシスタントとして連れて営業に出るという早期育成の機会が与えられます。

池野氏も「自分自身がまだ一人前になれているか分からない時期だったので、最初はすごく緊張しました」と当時を振り返っています。しかし、後輩に同行して接客の手本を見せたり、契約手続きの隣に就いてサポートしたりする責任ある場を早くから踏んだことで、人としての器やマインドが飛躍的に成長したと実感しています。

「人を教えることで、自分の学びが何倍にもなって定着する」という貴重な経験を20代前半の若さで積めるのは、年功序列が残りがちな大企業ではなかなか得られないチャンスです。


今回の検証を通じて、新卒で中小不動産会社(特にマルヨシのようなハイブリッド型企業)に入社することは、「大いにアリであり、むしろ圧倒的な自己成長を遂げられる最高の選択肢になり得る」ということが分かりました。

就職活動で大手と中小のどちらに進むべきか迷った際は、以下の2つの基準で自分の価値観をチェックしてみてください。

見極め基準①:幅広くやりたいか、狭く深くやりたいか

  • 中小企業が向いている人:若いうちから大きな裁量を持ち、営業だけでなくリフォームの企画や後輩の育成まで、会社作りの一翼を担うように「幅広くトータルな経験」を積みたい人。
  • 大手企業が向いている人:完全に分業化された組織のなかで、接客スキルや特定の専門知識だけを「狭く深く、ゴリゴリと専門的に磨き上げたい」という人。

見極め基準②:給与体系(インセンティブと固定給)のバランス

特に新卒のうちは、結果を出さなければ生活できないような「完全歩合制」の会社は精神的なリスクが大きくなります。ベースとなる基本給(固定給)がしっかりと保証されており、その上で個人の頑張りや「チームの目標達成」に応じてインセンティブがフェアに還元されるバランスの会社を選ぶことが、安心して成長を続けるための秘訣です。

マルヨシでコミュニケーション能力を爆発的に開花させた池野氏は、最後に学生に向けて熱いメッセージを残してくれました。

「学生時代の友人からも『本当に明るくなったね!』と言われるようになりました。この業界で実力をつけ、20代のうちにやっぱり年収1,000万円を稼ぎたいと思っています」

「小さな組織を、自分たちの手で100億、1000億の企業へと大きくしていく」――そんな大きな時代の波に新卒から主役として飛び乗ってみたい方は、ぜひ地域密着の情熱的な中小不動産会社の門を叩いてみてはいかがでしょうか。


経営者とのリアルな距離感や、入社3年目で年収1,000万を目指す池野氏のみなぎる熱量を直接動画で感じてみたい方は、ぜひこちらのリンクからフル動画をご覧ください。

動画リンク:[新卒で中小不動産会社に入社するのってアリ?なし? メリットとデメリットを検証 vol.134]