「怖そう」な不動産業界に飛び込んだ元・旅行マンが、未経験から売上を3倍に伸ばし、一生モノの知識を手にするまで

「不動産屋って、なんだか怖そう……」
「強引に売り込まれるんじゃないか……」

そんな昔ながらのイメージを、皆さんも一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。実は、今回ご紹介するセンチュリー21 マルヨシのトップ営業マン・尾島雅典氏も、かつては全く同じ偏見を持っていた一人でした。

旅行・観光業界で企画に携わっていた尾島氏は、業界を揺るがす大きな危機をきっかけに、未経験で不動産業界へと飛び込みます。入社当初は「すぐに辞めるつもりだった」と語る彼が、なぜ7年も8年もこの仕事を続け、前職の約3倍もの報酬を得るまでに成長できたのか。

MCの松井氏がそのリアルな舞台裏に迫る人気動画『【人生逆転】旅行観光業から不動産業界に!?営業未経験からの転職 vol.024』の内容をベースに、未経験からの転職成功のヒント、そして激動の時代における不動産業界の強みをコラムとしてまとめました。


尾島氏のキャリアの原点は、もともと大好きだった旅行業界にあります。大学時代のアルバイトの延長線上で、2009年に観光業の会社へと就職しました。しかし、その当時の日本経済はリーマンショックの直後。さらに社会人2年目のときには東日本大震災が発生するという、まさに激動のタイミングでした。

どんなに準備しても、一瞬で「白紙」になる切なさ

「旅行や観光という業界は、海外の情勢や自然災害の影響をダイレクトに受けてしまいます。震災のときもそうでしたが、どれだけ時間をかけて準備をして、案内を作って、いざ出発という段階になっても、何かが起きれば予定はすべて白紙になってしまうんです」

会社としてはキャンセル料も受け取れず、売上は激減。後に2020年のコロナ禍が世界を襲った際にも同様の事態が起こりましたが、尾島氏は2012年の時点で「外部の情勢にこれほど左右される業界ではなく、もっと基盤の強い業界に移ろう」と決意し、転職活動をスタートさせました。

「贅沢(余暇)」と「衣食住(必須)」の決定的な違い

転職して痛感したのは、前職の「旅行」と現職の「不動産」における需要の質の दैट 圧倒的な違いでした。

旅行は人生を豊かにするための「余暇」であり、極端に言えば贅沢品です。そのため、社会情勢が悪化すれば真っ先に削られてしまいます。しかし、不動産は人が生きる上で絶対に欠かせない「衣食住」の『住』そのものです。

事実、2020年のコロナ禍において、世の中が緊急事態宣言で静まり返った際も、不動産需要が大きく落ち込むことはありませんでした。むしろ、「在宅時間が増えたことで、もっと広い家に引っ越したい」「インターネットをじっくり見る時間が増えてマイホームを探し始めた」というお客様が急増し、市場はそれまで以上の活気を見せたのです。

「人が生活する限り、必ず求められ続ける。」この圧倒的な安定性と底堅さこそが、不動産業界が持つ最大の強みです。


そんな強い業界である不動産ですが、尾島氏は最初、転職の選択肢から完全に除外していました。その理由は、冒頭でも触れた「業界への勝手な恐怖心」でした。

未経験だからこそ抱く「昔ながらの不動産屋」への偏見

「本当に勝手なイメージなんですけど、不動産屋さんってドアを開けたら灰皿がドンと置いてあって、タバコの煙がモクモクする中で、なんだか強面の人が強い口調で接接客しているんじゃないかっていう、昔ながらのイメージが頭から離れなかったんです(笑)」

営業職への挑戦を決めてから、さまざまな業界の面接を受けたものの、どれもピンとこなかった尾島氏。「自分が全く興味を持てない商品を、なぜ売っているのか分からないまま営業することになるのではないか」という不安を抱えていた時期に、たまたま目に入ったのが「センチュリー21 マルヨシ」のホームページでした。

入社の決め手は「アットホームな雰囲気」と「理念への共感」

恐る恐る見たマルヨシのサイトには、自分の想像とは真逆の、活気あふれる若いスタッフたちの姿がありました。「ここなら、昔ながらの怖いイメージとは違うかもしれない」と感じて面接を受け、そこで代表の小山氏が放った言葉に、尾島氏は大きな衝撃を受けます。

「私たちの会社は、お客様にトコトン尽くすことで、そのお客様から心からの感謝をいただける。そして、その対価としてお金をいただける仕事なんだよ。世の中に、これほど素敵な仕事はなかなか無いよね」

「不動産は会社が儲かればいいという世界ではないのか」という偏見は、この言葉によって180度覆されました。面接時のスタッフの丁寧な対応や、20代中盤〜後半の同世代がフランクに、かつ上を目指して活き活きと働く環境に魅力を感じ、尾島氏は宅建などの資格も知識も全くない状態から、挑戦の一歩を踏み出したのです。


華々しくスタートを切ったものの、やはり未経験からの営業職は甘いものではありませんでした。前職の企画職では「営業をされる側(発注側)」だったため、いざ自分が「営業をする側」に回ったとき、そのスタンスの違いに激しく戸惑ったと言います。

本から借りてきただけの知識では、お客様に見抜かれる

マルヨシでは、ポロシャツ等のカジュアルなスタイルやポータルサイト経由の反響営業スタイルをとっており、強引な飛び込み営業などは一切行いません。そのため、カウンターでの接客業務からスタートした尾島氏でしたが、最初は思うように数字(契約)が取れませんでした。

「人前で話すこと自体は緊張しないタイプだったのですが、いかんせん自分に不動産の知識がありません。本を読んで丸暗記したような『借りてきた知識』を喋っても、お客様には響かないんですよね。何をお話しして場を持たせればいいのか、最初は本当に四苦八苦しました」

小さな「成功体験」の積み重ねが、営業マンのオーラを変える

そんな苦しい時期を乗り越えられたのは、泥臭く打席に立ち続け、いくつかの「申し込み(契約)」を自力で勝ち取れた瞬間でした。

一度でもお客様に選ばれるという成功体験ができると、それは確固たる「自信」へと変わります。営業マンの元気がなかったり、オドオドしていたりすると、お客様は一生に一度の大きな買い物を任せたいとは思いません。

「この人なら任せられる」と思ってもらえるよう、常にプラスのエネルギーをまとい、明るく元気に接客する。この引き算のないマインドセットを確立したことで、彼の業績は爆発的に伸びていくことになります。


不動産営業の大きな醍醐味の一つが、個人の成果が正当に評価される「インセンティブ(歩合)制度」です。尾島氏も、長く勤めて役職が上がり、売上をコンスタントに立てられるようになるにつれて、給与は劇的に右肩上がりを続けました。

前職(旅行業界)の平均給与から、最大で約3〜4倍へ

「Googleで検索すると分かりやすいですが、旅行業界は全体的に平均給与が低めの傾向があります。それに比べると、マルヨシでは全く何も分からずただ必死に動いていた1年目の時点で、前職の1.2〜1.3倍ほどの給与をいただくことができました」

賃貸営業からキャリアをスタートさせ、より大きなお金が動く売買営業(アセットマネジメント事業部)へとステップアップしたことで、その差はさらに拡大。現在では、前職の会社員時代と比較して「約3倍(調子が良ければ4倍近く)」にまで年収が跳ね上がったと言います。

「頑張れば頑張った分だけ、ダイレクトにお給料として返ってくる。」この分かりやすい評価基準があるからこそ、自分の限界を決めずにどこまでも上を目指せるモチベーションが維持できるのです。


なぜ、未経験の若手がこれほどまでに圧倒的な成果を出せるようになるのでしょうか。尾島氏はその理由を、「マルヨシという会社全体が持つ独特のカルチャー」にあると分析します。

誰一人として「やらされている」人間がいない

不動産会社にありがちな「今月のノルマを達成しなければ激しく詰められる」といったギスギスした空気は、マルヨシには一切ありません。スタッフ全員が、自発的に「高い目標」を自分で設定して追いかけているのです。

「社長は、自分で決めた高い目標を達成できなかったからといって、決して怒ることはありません。大切なのは、『去年が3,600万円だったから、今年は3,700万円でいいや』と、自分の限界を自分で決めてしまわないことです」

あえて「今の自分には少し届かないかもしれない」と思える4,000万円、5,000万円という高い壁を目標に据える。それを本気で目指して行動するからこそ、結果として去年の自分を遥かに超える数字を叩き出すことができるのです。

周りのレベルが高いからこそ、引っ張られて成長できる

尾島氏は自分自身の性格を「自発的に一人で黙々と勉強できるタイプではない」と笑います。

「私は、周りにもの凄く優秀な人がいたり、みんなが必死に勉強しているのを見ると、『やばい、負けたくないな』『あの人だけ受かって自分だけ落ちるのは絶対に嫌だ』と火がつくタイプなんです。会社全体が常にレベルアップを目指している環境だからこそ、自分も自然とその流れについていき、引っ張り上げてもらうことができました」

強要されるノルマではなく、互いを高め合う健全なライバル意識。この環境の質の高さこそが、マルヨシの離職率の低さと、若手が圧倒的に育つ仕組みの根幹にあります。


コラムの締めくくりとして、尾島氏は「不動産業界に転職して心から良かった」と感じる最大の理由を語ってくれました。それは、単に目先の給与が上がったことだけではありません。

年を重ねても価値が衰えない、究極の専門性

不動産の仕事で身につく知識――物件の目利き、契約法律、そして税金や相続に関する仕組みなどは、時代が変わっても、自分が年齢を重ねても、決して色褪せることのない「一生モノの知識」です。

「自分が年を取ったとき、例えば親や親族の相続問題が発生したとしても、正しい知識があれば全く異なるアプローチや将来設計ができます。また、周囲で『不動産のことでちょっと悩んでいるんだけど……』という人が現れたとき、真っ先に『あの島さんに聞いてみよう』と思い浮かべてもらえるような人間になれたら、それだけで人生の魅力や価値が一つ上がりますよね」

時代に合わせて常に変化する税制や時流を読み解くために、日々勉強は欠かせません。しかし、突き詰めれば突き詰めるほど、お客様に対して「将来設計まで見据えた、損をさせないより良い提案」ができるようになる。この終わりのない奥深さと、人からダイレクトに頼りにされる喜びこそが、不動産という仕事の真の面白さなのです。


元・旅行会社の企画職から、今やマルヨシの売買営業の主軸として大活躍する尾島氏のストーリーは、一歩を踏み出せない転職検討者に多くの勇気を与えてくれます。

  • どんな情勢でも揺るがない「住まい」という絶対的な需要
  • イメージに騙されず、中に入って見極めることの大切さ
  • 自分の限界を決めない環境が、実力を何倍にも引き上げる
  • 手に入れた知識は、お客様だけでなく自分の人生をも守る武器になる

「今では、もう他の仕事はできないなと思うほどこの仕事を極めたい」と語る尾島氏。あなたも、古い偏見を一度捨てて、一生モノのキャリアを築ける不動産の広大な世界へ飛び込んでみてはいかがでしょうか。


尾島氏が語る、当時のリアルな心境やマルヨシのより詳しい社風については、ぜひこちらのYouTube本編から熱量を感じてみてください。

動画リンク:[【人生逆転】旅行観光業から不動産業界に!?営業未経験からの転職 vol.024]